OMIOの投書箱2

はてなダイアリー(http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/)から引っ越しました。

2017私的ベストメディア

はてなダイアリーから引っ越しました)

 

賀正。戌年ですか。


2017は子育て2年目に突入し、可処分所得はさらに減少。交際費がほぼゼロに近付いた一方でガジェット等の購入はそれなりにあった年でした。音楽やマンガなど本来のメディアは少なめですが、年始の恒例行事ということで今年もお楽しみください。

 

過去の発表はこちら↓

2016 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20170101/1483274753

2015 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20160101/1451618894

2014 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20150101/1420084106

2013 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20140102/1388446727

2012 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20130103/1357172912

2011 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20120102/1325481341

 

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(1) 集団行動 "集団行動" / コシュニエ "OVERKILL"

 

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邦楽部門は甲乙つけがたい2組をチョイス。まずは「元相対性理論の~」という肩書き不要な唯一無二のポップネスを見せつけた集団行動の1st。西浦さんのドラミングも軽快でよい。やくしまるえつこの声がいまいち受け付けないという人にこそオススメしたい。


コシュニエは昨年の本稿に引き続きの登場。夏に下北沢で初めてライブを観たのだが、演奏力もさることながらMCの時間まで込みで全曲プログラミング(ボーカルの声で「MC、アトサンジュウビョウ」などとアナウンスされる)していてなかなかシビれた。M2の"透明"は今年一番聴いた曲かもしれん。

 


Wellcome to the showhey house / NYAI

 
次点はNYAI"OUT PICTH"。前作までの(いい意味での)素人くささを保持しつつ、「草野マサムネも注目の!」みたいな期待感をうまくサウンドに昇華させた一枚だ。ジョアンナ姉さんのタイトなドラミングも必聴である。

 

変わり種ではMaison book girl"image"。「アイドル×メタル」の次は「アイドル×変拍子」で新しい世界観を見せてくれた。あとtoddle"Vacantly"(2016)。"Bitter Hours"のバンドワゴネスク感はここ10年でも屈指だろう。久々にさよポニらしい抒情的なメロディが泣ける、さよならポニーテール"夢みる惑星"もぜひチェキラー。

 

動画レベルでは妻の趣味でDAOKO×岡村ちゃんの"ステップアップLOVE"もよく視聴した。そういえば全部女性ボーカルっすね。

 

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(2) 岸啓介 "一生使えるプレゼン上手の資料作成入門"

 

  

非デザイナー向けのデザインをテーマにした本がここ数年流行している。個人的にもその類の書籍が書店に並ぶと必ず目を通すにしているのだが、こういう勉強こそ大学生のうちにしておくべきだったと痛感する。まずはいいデザインをたくさん見て、マネして、社会人になって知識がついてきたときに初めてこうしたテクニックが活きてくる。ただ漫然とofficeリテラシーを教えるよりもこういう視点が欲しいですなあ。

 

類書としては樋口泰行・山内俊幸・森嶋良子『プレゼンに役立つデザインの法則50』(玄光社)、高橋佑磨・片山なつ『伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール』(増補改訂版、技術評論社)、平本久美子『やってはいけないデザイン』(翔泳社)の3冊をオススメしたい。

 

プレゼンに役立つデザインの法則50 (玄光社ムック)

プレゼンに役立つデザインの法則50 (玄光社ムック)

 

 

 

(3) NUARL(ヌアール) "NB20c wireless earphone" 

 

  

理由は後述するが年末から夜のジョギングを始めたこともあり、Bluetooth対応デバイスが生活する上で不可欠になってきた。そんな時にたまたま愛用していたDENONのAH-C720が断線してしまい、保証期間内の無償交換のため替えのイヤホンを探しにヨドバシに行ったところこちらを発見。ハイエンドモデルのNB10R2よりもドンシャリ系で自分の耳に合うし、ループ型フックの装着感もよく走っていてもほぼズレない。コスパ的にもお試しとしては満足度の高い製品といえる。

 

不満があるとすればBluetoothの接続状況。普段はXperia XZとの接続で胸ポケットに入れて使用しているがそこそこ音がブツブツ切れる。親機との相性もあるのだろうが満員電車なんかだと顕著である。このへんはiphoneもイヤホンジャックをなくすご時世、日進月歩で進化するテクノロジーに期待したい。

 

公式サイトもかっこいい。 

 

nuarl.com

 

仕事で必要になったのでJBL GO(小型Bluetoothスピーカー)を購入したところその便利さにハマり、DENONのEnvaya Mini(DSB-100)をメルカリで買ってみたところこれもビンゴ。サイズに見合わない重低音でベッドでゴロゴロしながらのYoutube閲覧時に役立っている。と思ったら年の瀬にenvayaリニューアルとの一報が入りちょっと複雑な心境。。

 

 

 

(4) MOLESKIN "IDバックパック" 


 

マザーハウスのリュックを休ませながら使いたい」「防水とまでは言わずとも防滴くらいのサブバッグ」「以前使っていたマンダリナダックのバックパックに匹敵する収納力」という意図で山手線沿線を捜し歩いていたところまったく見つからず、京王アートマン聖蹟桜ヶ丘店だけが展示販売していた。3色あるがグレーをチョイス、サイズ違いもある。

 

見た目のスマートさに反して外ポケットが一箇所だけ(なぜ背面に作らなかったのか)で中仕切りもざっくりした作り、カバー留めのゴムはいかにもビロビロになりそう(案の定使用半年弱ですでに伸び気味)とバッグメーカーとしては後発組だなあ、という感は否めない。もっと文具メーカーの強みやらしさを活かした続編モデルに期待したい。

 

装身具部門(?)、次点はknotのアドバンスシリーズAC-39。Made in Japanで数年前に名を挙げたメーカーだが、こちらも購入1ヵ月でクロノグラフ秒針がデフォルトでズレてしまいげんなり。むしろ寝間着用に買った無印の着る毛布ベストを紹介しておくべきか。ぬっくぬく。

 

www.muji.net

 

 

(5) VAIO "VAIO Phone A" 

 

vaio.com

 

悪名高いHTC J Butterfly(HTV31)がいよいよ勝手に再起動などの末期症状を示したため買い替えを検討していた春先。すでにauからUQmobileに移行していたため、いったんは後継機のHTV32をメルカリで購入するもUSB端子がtype-Cだったこと(当時はまだ抵抗感があった)、SIMロック解除まで3か月近くあったことがネックとなり、なかなか使えずにいた。

 

そんな折、まさに絶好のタイミングでプレスリリースが出たのがVAIO Phone A。中華系メーカーから距離を置きたかったこともあり、格安スマホへの興味も手伝って発売当日に即ゲットした。カメラ画質がおもちゃレベルなのを除けば、通話&ブランジングに特化すれば使用には支障ない。UQモバイル/mineoの2台持ちでも使用料はau時代の半額近いのだから、格安さまさまだ。

 

なおHTV32はそのまま売り流し、メイン機としてXperia XZの白ロムを別途購入。ちなみにauの白ロムは2017年夏~年末にかけてSIMロック解除のルール変更があり、非常に複雑なのでしばらくは注意が必要だ。もっとも2017年8月以降の発売モデルは(au系列のMVNO利用に限り)わざわざauショップau公式サイトでSIMロック解除手続きをしなくても使えるようになるらしいけど。

2017年auスマホのSIMロック解除ルール変更で何がどうなる?白ロム運用・格安SIM利用時の注意点 – モバイルびより

 

 

(6) TOTORRO "Come To Mexico" 

 

 
TOTORRO - Yaaaago (Official Video)

 

2015~2016はDelta Sleepイヤーだったが今年はこれ。バカテクというほどでもないが古き良きインストマスロックを届けてくれた。しかしこの微妙なバンド名はなんなんだ。

 

Drunk

Drunk

 

 

洋楽部門はやや不作。ジャケ写が強烈なThundercat"Drunk"はミュージックマガジンでも複数部門でノミネートされていた通り、既存のジャンルに留まらないサウンドの広がりがある。Enter Shikari "The Spark"は結成10年目の円熟味はあるがコミカルならコミカルに、シリアスならシリアスにもう一皮むけてほしい。

 

www.youtube.com

  

発見といえるのはJamire Williams初のソロアルバム "Effectual"。見た目はただの変なジャズドラムおじさんなんだけど、10色ぐらい絵の具をかき混ぜだような、文字通りアヴァンギャルドなレコードだ。

 

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本稿執筆中に流していたJapanese Breakfastも調べたら新譜("Soft Sounds From Another Planet")が出ていた。bandcampでざっと聴く感じこれもよさそう。しかも先月来日してるし!

 

 

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(7) ZOOM "Zoom Q2n Handy Video Recorder" 

 

www.youtube.com

 

バンドサウンド録画用カメラというニッチな市場がありまして。草分け的存在であるZOOM Q3が2009年に登場して以降、HD対応機種が発売されるなどZOOM一強時代(も何もこんなニッチな商品を作る会社がなかった)がしばらく続くのだが、2013年末にようやくSONY HDR-MV1が発売。市場価値を大いに押し上げるも、MV1の後継はなかなか現れず(しかもこの度生産終了)、暗雲が垂れ込めていた。

 

そんな中、2015年~2016年にかけてZOOMが次々と新機種をドロップした。ハイ~ミドルエンドモデルのQ8/Q4nに続き、最後に発売されたのがこのQ2nである。相変わらずカメラ性能はオマケ程度だが音質はさすがのクオリティで、ゲイン調整もオート3タイプ、マニュアル10段階まで可能。ドラムセットの録音でも歪むことなく、かつ音全体のバランスを整えてくれる。

 

Q3の画角が4:3でいい加減16:9のカメラにしようと思って購入。2万円弱という値段設定も嗜好品としては高評価だろう。一家に1台、Q2n。奥さんどうですか。

 

(8) マキタ "CL107FDSHW" 

 

kakakumag.com

 

今の家に越してきてから掃除はもっぱらクイックルワイパーとコロコロで済ませてきたのだが、子供部屋の引き戸のレールにゴミが溜まるのがイヤでイヤで、いい加減掃除機を買おうと思っていた歳末大そうじ。ちょうど誕生日プレゼント交換の時期だったので妻にコードレスクリーナーをねだることに。

 

マキタはもともと職場の業務用掃除機として使っていて馴染みがあったし、軽さや予算を考えてもベストチョイスではあった。ただスイッチがトリガー式(握るたびに)でとにかく疲れるイメージだったので、家庭用機種にはスイッチ式(オンオフ切替可)もあることを知って君に決めた状態に突入。地元の島忠でたまたま上記機種が安売りしていたのも運命を感じる。

 

さっそくあの憎きレールの上を滑らせてみると――うん、面白いようにゴミが取れる。個人的にはヘッドにブラシがついていないので髪の毛が絡みつかないのもポイント。あれめっちゃ腹立つし非衛生的だよね。

 

しかし紙パック式=スイッチ式、カプセル式=トリガー式、という組み合わせしかないのはランニングコスト的にちょっとなあ。理想はカプセル式=スイッチ式だったのだが。

 

 

(9) りょかち "インカメ越しのネット世界" 

  

インカメ越しのネット世界 (幻冬舎plus+)

インカメ越しのネット世界 (幻冬舎plus+)

 

 

世間はインスタ映えな一年だったようだが、この方、うちの大学のオーキャンでもゲスト講演頼みたいと思ってたくらい、今どきの女子たちの雰囲気を素朴に、かつ的確につかんでいる印象がある(某元女子高生社長なんかよりも)。たとえばこんな件。

 

「自撮り」がテーマとして取り上げられるとき、「別人みたいに盛れる! 詐欺だ!」とか「自分が大好きな自撮り女子」とか、少し一般人とは違うことを取り上げるような尖った話題が多い。(中略)しかし、自撮り文化はface swap機能を皮切りに、とっくの昔に「可愛い自分を撮影したい女子」だけのものではなくなっている。(中略)動画や画像で日常を発信することはもはや、多くの人にとって日常の一部である。

 

発売時にやってたりょかちBarにもむちゃくちゃ行きたかったのだが、所用のため断念。。

 

ノンフィクション部門、新書はまずまずのラインナップ。武田尚子『ミルクと日本人』(中公新書)、慎泰俊『ルポ 児童相談所』(ちくま新書)、石黒圭『語彙力を鍛える』(光文社新書)などは楽しく読めた。各所で話題の中島弘象『フィリピンパブ嬢の社会学』は、著者自ら論文執筆のために体当たり(付き合っちゃう)でフィリピン人にぶつかる様子が実に笑える。

 

フィリピンパブ嬢の社会学 (新潮新書)

フィリピンパブ嬢の社会学 (新潮新書)

 

 

今年はマンガが大凶作。『ちはやふる』『重版出来』『恋のツキ』『ふろがーる!』など継続購入中の連載作品を除けば、坂井先生の『ひだまり保育園おとな組』、鳥飼先生の『ロマンス暴風域』くらいしか買ってない。丸善が職場至近になったのでむしろ新作ウォッチの回数は増えたのだが…。2018は新規開拓がんばります。

 

ひだまり保育園 おとな組(1) (ジュールコミックス)

ひだまり保育園 おとな組(1) (ジュールコミックス)

 

 

(10) ON "Cloud" 

 

youtu.be

 

最後は靴。これも身体感覚の拡張=メディアでしょ。(3)で少し触れたが、実は年末に出た健康診断(脂質:悪玉コレステロール値)の結果が自分史上最悪で、さすがになんとかしないといけないと感じ、まずは運動不足解消すんべと夜のジョギングをすることにしたのだった。

 

吉祥寺の靴店やスポーツ用品店をあちこち見て回っていたところ、ICI石井スポーツ@コピス店にて発見したのが、スイスの新興メーカーが出しているこのランニングシューズ。ソールまで真っ黒でスタイリッシュなのもさることながら、230gとむっちゃくちゃ軽いのと、自然と前のめりな姿勢を作ってくれるのと、通気性がいいので走っていても中がムレないのがよい。マジで革命起きるよ。

 

仕事用(オフィスカジュアルでOK)の靴もちょうど買い替えの時期が来たので、今年は3足捨ててこのON含め3足買った。まずはCAMPERに目をつけていたのだが、防水じゃないのと無駄に高いので却下し、百貨店で見つけたアキレスソルボのSRM1520というモデルが小慣れた値段だったのでゲット。もう1足は妻の勧めでDr.Martens。といってもスニーカータイプ(SOHO)なので安いやつだけど。

 

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以上、2017ベストメディアでした!

 

振り返ってみるといろんな分野で買い替え需要が起こった結果、例年音楽や書籍にかけていたお金がガジェットや服飾品に流れたという様子が見てとれる。2017は本当に外で飲食する機会がなかったので、良くも悪くも自分への投資に傾いていった、という。これもアラサーを過ぎつつある男の性だろうか。

 

子どもも1歳半になり、毎日ドラムに触れられる環境にあるのでいい音楽にはたくさん触れてもらいたい(目指せバディ・リッチ!)。そのためにも自分のアンテナの感度は良好に保っておかんといけませんな。

 

みなさんの2017ベストメディアは何だったでしょうか?

ひとつでも参考になれば幸いです。(了)