2018私的ベストメディア
2018年もあっという間に過ぎていきました。時勢に乗ってサブスク(spotify)開始したり、買い替え文化(メルカリ)導入したりと細々とした変化はあったものの、全体として昨年同様、子育て中心の一年でした。2019年はもっと外食とかライブいったりしたいっすね。
ということで、さっそくいきましょう!
過去の発表はこちら↓
2017 2017私的ベストメディア - OMIOの投書箱2
2016 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20170101/1483274753
2015 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20160101/1451618894
2014 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20150101/1420084106
2013 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20140102/1388446727
2012 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20130103/1357172912
2011 http://d.hatena.ne.jp/OMIOBEAT/20120102/1325481341
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(1) オトッペ歌唱部 "恋するなべぶぎょう"
保育園から帰還~夕ご飯までの夕方5時~6時過ぎの子どもゴールデンタイムにひしめく人気番組たちの中で、ひときわ独自の世界観を放つオトッペ。一度聴いたらなかなか耳から離れないのは大人も一緒で、案の定spotifyで繰り返し再生した。新曲の"バラバラバンバ"も素晴らしいが、メシがうまくなるこちらに今回は軍配。
妻の影響で父子ともにライダー漬けにされたため、日曜朝はスーパーヒーロータイムが恒例に。ジオウはもちろん過去の主題歌もいろいろ聴き漁った。オーズの"Anything goes!"、ダブルの"W.B.X."、ビルドの"Be The One"なんかは息子もカラオケデビューできそうなレベルで歌える。直近ではフォーゼの"Swith on!"が一家でお気に入りである。
息子向けメディアという謎のくくりでいうと、1歳半~2歳半という言語の発達がめざましい期間にあって、仮面ライダー大図鑑とこのリングカードの貢献は大きかった。表がひらがなと絵、裏が英語になっているシンプルなフラッシュカードが80枚。最初は「うし」くらいしか言えなかったが、今では「おやすみなさい」や「はしる」といった抽象的なことばも絵柄で識別できるようになっている(ものによっては「こうえんぱーく!」と日英まぜこぜて覚えている)。
(2) 太陽コンピューターfeat.YeYe "おねがい世界"
正体不明の音楽ユニットがYeYeをボーカルに起用した隠れた名曲。去年、仕事でお目にかかる機会のあった横田真悠さんが踊ってます。ドラムの堀正輝さんは米津玄師やDAOKOのバックでも叩いており今後も注目しよう。
邦楽部門ではtricotが出演したAudiotree Liveの映像をよく観た(spotifyでも聴いた)。中二病丸出しの作風からいい具合に力の抜けた演奏で、新ドラマーのタイム感にもマッチしている。一曲目の"ブームに乗って"でかなりアガる。
cero "POLY LIFE MULTI SOUL"、折坂悠太 "平成"、mabanua "Blurred" などのミュージックマガジン勢も耳を通したが、イエモンが全曲録り直した"THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST"、まさかの歌手デビューを果たした小西真奈美 "Here We Go"も印象的。ジェニーハイ "ジェニーハイ"は、ゲス川谷の否定しがたいプロデュース能力の高さに恐れ入った。
(3) Mock Orange "nines & sixes" (1998)
1998年にリリースされたモックオレンジの1stアルバム。現在のフォーキーな曲調からはほど遠い最初期のプログレ感満載のサウンドは、高校生当時のバイブルのひとつだった。あれから20年。まさかのアルバム再現ツアーで来日との情報をライブ前日にキャッチし、代田橋feverに駆け付けた。これがここ数年で間違いなくベストのパフォーマンス。メンバーは軒並み中年太りしてたけど、変わらぬ日本への愛と美しいメロディに酔いしれた。
洋楽部門。サブスクの副作用であるアルバム単位での聴取習慣は確かに薄らぎ、聴き通すにも20~30分のミニアルバムが限度に感じられつつある。他方、モックもそうだが「今年リリースされた」という同時代性が薄まり、過去作でも新作のように味わえるのは利点といえる。掘り出し物といえばTTNGとか?
2018年縛りで考えると、Delta Sleep "Ghost City"、Chris Dave and the Drumhedz "Chris Dave and the Drumhedz"、Mitski "Be The Cowboy"なんかはよかった。
これもAudiotreeじゃねえか!あと洋邦問わず悲しいニュースとしては、Minus The Bearとねごとの解散もあったなあ。逆に面白かったのはCHVRCHESと水カンのコラボ。
(4) "ブラックスキャンダル" (読売テレビ)
山口紗弥加初主演で一部の熱い注目を浴びた深夜ドラマ。脚本自体は同枠で放送された"ブラックリベンジ"(2017)のトレースだったようだが、演者も筋書きもなかなかのサスペンス。小川紗良なんかはこれきっかけで売れそうな気がする。2018年初頭に"ホリデイラブ"の怪演で注目を浴びた松本まりかもきっちり出てる。
今年はTVerで見逃しドラマのチェックがはかどった。"恋のツキ"は原作マンガよりおしゃれに寄せた内容ながら、徳永えりの幸薄キャラがクセになる。"隣の家族は青く見える"をはじめドラマ出演が続いた高橋メアリージュンはポスト野波麻帆を予感させる活躍ぶり。その野波さんも"サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻"(主演・栗山千明)の最終話にサイコパス役で登場し、健在ぶりを示した。
ナビゲーター蒼井優を前面に打ち出した”このマンガがすごい!”も全話観た。アイドルソングって元々興味ないんだけど、アンジュルム"タデ食う虫もLike it!"はこのドラマのおかげで気に入った。
(5) 川崎昌平"労働者のための漫画の描き方教室" (春秋社)
装丁のラフなイラストは裏腹に、ソフトカバーながら472ページの大著。ハウツー本というよりは哲学書に近い。要はマンガに限らず「労働者でありながら自分の趣味を活かし、かつ本業を含め人生をいかに楽しくするか」を考える一冊である。
浅野いにお氏との再婚で話題の鳥飼先生。新作ラッシュに沸いた一年でもあったが、その恋愛の様子を綴った日記が書店の売れ行きも良いようだ。個人的には男性が絶滅危惧種となった世界を描いた "マンダリン・ジプシーキャットの籠城" がヒットだったけどな。
なんかメタっぽい選書になってるマンガ部門だが、日生マユ"放課後カルテ"がついに完結!のほか、新作もそこそこ充実している。荒井ママレ "アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり"は、医療系ではまだブルーオーシャンだった薬剤師にスポットを当てており、そのままドラマ化できそう。真造圭伍 "ノラと雑草"も、少女の貧困をテーマにした社会派マンガ。他方、石川香織 "ロッキンユー!!!"は世間的な評価に比べて少年誌っぽいスピード感というか軽さがどうも好きになれない(向井秀徳(ひでのり)の誤植も編集者のわかってない感が出てる)。
(6) Meinl 20" Byzance Vintage Sand Ride Cymbal
前出のMock Orangeのドラムがターク系(岩肌のようにごつごつしててジャズ向きの乾いた音がする)のシンバルを激しくクラッシュしているのがカッコよく、同じようなシンバルを探し求めていたところこちらを発見。ドラム歴20年にして初マイネル、ペーパーシンなのにピング音がしっかり出る素晴らしいライド。みくびってました。
2018年後半にバンド関連で動きがあったので、シンバル(機材)欲が高まっている。現在はこのSand Rideに加えて、メルカリで見かけたBosphorus Silverというプロトタイプシリーズの17インチクラッシュ、高井戸のカノウプス実店舗で偶然見つけたTurkish Siriusシリーズ(絶版)の18インチクラッシュがメインとなっている。
drumeoというドラム専門の教則映像を扱っているYoutubeチャンネルがあって、ベニーグレブはそこで知った。今年は川口千里ちゃんが出たりジョナサン・モフェットがマイケルジャクソンの名曲を叩いたりとなかなか見ごたえがある。
(7) HTC U11 life
スマホを1年で1台ずつ乗り換えていく(2台持ちなので)生活に慣れてしまい、1台分のコストを下げるためSIMフリーのミドルクラスを導入するようになった(でもGoogle Pixel 3は気になる)。本家のU11やU12がキャリア向けのハイエンドモデルなのに対して、格安SIM向けのU11 lifeは5.2インチスクリーン、Snapdragon 630のRAM4GB、カメラもバッテリーもそこそこと、当方のニーズにベストマッチした。
ガジェット部門ではiPad Pro 10.5(2017)の導入もあった。店舗であれこれいじってみたものの、タブレットだけはiPadには敵わんわ、というかんじ。当方、なるべくApple製品避けたいおっちゃんです。
MEE audio EarBoost EB1 Bluetoothイヤホン 聴覚補正 アプリ EB1-GM
- 出版社/メーカー: MEE audio
- メディア: エレクトロニクス
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例えばワイヤレスヘッドホン。世間的にはAirpods全盛だが、あれマジで耳腐るっす。その点、androidユーザーは自分で選ぶクセがつくのでいろいろ試した上で買う人が多い印象。このMEE audioなんて聞いたこともないメーカーだけど、流行りのイヤホンにはないドンシャリ系で聴覚補正できるアプリまで対応している。そもそも去年初めて買ったBluetoothイヤホンがSBC対応だったので、EB1がapt-Xになっただけでも驚きの音質向上なんだけど。
しかしスマホ本体からイヤホンジャックが廃止されるせいで、ワイヤレス環境に半強制的に移行させられている今の状況はどうも解せない。「イヤホンジャック」「ハイレゾ」「ワンセグ」搭載みたいな機種、SIMフリーではそうそうないし。ONKYO GRANBEATの後継機とかはよ出んかな。。
(8) NEO GEO mini
NEOGEO mini【Amazon.co.jp限定】「TWINKLE STAR SPRITES」STEAMコード 配信
- 出版社/メーカー: SNKプレイモア
- 発売日: 2018/07/24
- メディア: Video Game
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餓狼伝説育ちのアラサーを心を打った名機。筐体サイズに合わせたボタン配置はかなりクセがあるものの楽しめる。2018年7月の発売当初は即完売、amazonでも入荷待ちが続いた。既存タイトルより8作品も増やしたクリスマス版を発売するなど後出しじゃんけん商法が目立つのは玉にキズだけど、ゲームのハードを買うなんて十何年ぶりの出来事なのでとっても新鮮。
(9) Uniqlo "ネオレザーシングルライダースジャケット"
妻がセクシーダイナマイトのライダースジャケットを購入したので対抗してみようと思ったわけではなく、単純に店頭で羽織ってみたら暖かかったのと、2,990円という値段につられて買ってしまった。これが想像以上に使える。何よりユニクロには到底見えない。今冬のメインとなっている。
(10) 国立商店 "Lファス テックウォレット"(ブリティッシュグリーン)
2代(約7年)に渡ってコーチの長財布を愛用してきたものの、ぼちぼち飽きたのとカード地獄から抜け出したかったのもありこちらを購入。深緑のカラーリングが美しく、革の匂いもしつこくなくて好き。小銭スペースがないのは想定外だったが、おかげでコインレス(→PASMO)・カードレス(→アプリ)生活への移行が捗った。ちなみに推奨例のようにスマホまで入れると厚みがそこそこ出るので少々使いにくい。とはいえ普段使いでスマホをサイフに格納することはあまりないし、建て替え用のレシートをひと月分入れるのにちょうどいい。
入れ替えに合わせてミニ小銭入れを買ってみた。幅9 × 奥行7 × 高さ2cmと極小サイズで手にもよく馴染み、気に入っていたが1ヶ月足らずでまさかの紛失。。今は700円のキーケース兼小物入れを使ってます。
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以上、ベストメディア2018でした!
みなさんのおすすめメディアもぜひ教えてください~。
(1月3日追記 )