（夕刊）老いての恋 見守りたい 全国の福祉施設民間研究班調査

●結婚・同せい　８割が理解／周囲の反感など　対応に戸惑いも
・タブー視されがちだった「老人の性」が徐々に受け入れられてきていることを示すデータだが、その一方で入所者同士の恋愛や性にからむトラブル報告も目立ってきている。
・性欲の具体的内容としては、「性交渉」「肌の触れ合い」を求める男性に対し、女性は「精神的ないたわりや愛情」を求めている、とした施設が一番多かった。／こうした性的関心や恋愛については、約八割の施設が肯定的にとらえている。恋愛のプラス効果として「つえをついていたのが、背筋が伸びてしゃんとなった」「明るくなった」などを挙げたところもあった。
・その一方で、……「三角関係から盆栽を壊した」「痴ほうの女性の身体を、男性が触った」など、性や恋愛に関して、過去一年間にトラブルが起きた施設も三割ほどあった。