OMIOの投書箱2

年末年始の雑記帳です。

夕刊 戦後思想の運命 53年目の夏に(6)

ポストモダン 未完の近代に潜む「本当」への飢え
浅田彰見田宗介
1.丸山真男大塚久雄ら「近代主義者」の脱構築
  A.丸山「個人主体の自立」を主張。近代=自分の外部
  B.浅田「近代市民社会は自明。その弊害から逃げろ」
      「社会の矛盾を先送り。質的な差異は貨幣で相対化」       近代=自分の内部
2.『構造と力』から十四年
  A.日本はまだ「近代」になっていなかった
  B.『無責任の体系』(丸山)はまだ残っている
 
3.見田の時代観
  A.理想の時代(1945〜60)
    …戦後近代の思想
  B.夢の時代 (1960〜70前半)
  C.虚構の時代(1970中葉〜90)
    …ポストモダンの思想(デザイン、広告、ファッション)
     すべてをかっこに入る。バーチャルリアリティ
     ⇔「本当(ホンモノ)」への欲望。