1997-03-06 民営化の軌跡 JR10周年(3) 読売 JR 鉄道 サービス ●公共性より公益性 ・常磐新線は採算が取れない。やっていたら、国鉄の二の舞……[JR東日本最高顧問・住田正二] ・同線は、東京・秋葉原と茨城・つくばを結ぶ五十八キロ。 ・「断った当時、『JRには公共性がある。自分のことだけ考えるな』と批判を受けた」とJR東日本幹部は明かす。/この「公共性」に、住田最高顧問は反論する。「公共性は、いやがおうでも利用せざるを得ない独占事業が原則。だが国鉄は、道路や飛行機と競争になっても採算性のない鉄道をつくり続けた」/その結果の民営化。原点は「鉄道には公益性はあるが公共性はない、ということ。(略)」