・モンゴル版グラミー賞……で「グループ賞」を受賞したポップスグループ「カメルトン」のヒット曲……。
・つい六、七年前まで、この国には音楽といえば、民俗音楽とヨーロッパの古典ぐらいしかなかったからだ。かろうじて……二つのグループだけが、時の「一党独裁政権」からポップスを許されていたのだ。
・新しい時代の“息吹”が確実に若者の心をとらえた。民主化後も人民革命党(共産党)の独裁が続くなか、民主勢力が劇的に政権を奪取した陰には、選挙戦でカメルトンの「十八歳」を、イメージソングとして巧みに使ったことが挙げられる。