OMIOの投書箱2

年末年始の雑記帳です。

続 発想無限大 元気な現場

●自動改札機(上)たどりついた「簡素」
京都府長岡京市にあるオムロンの研究所の駐車場に急造のプレハブ小屋が出現した。一九六七年のことである。なかには部品やフレームがむき出しのままの自動改札機が置いてあった。
・日本は自動改札機の導入で欧米に遅れた。ロンドンやニューヨークでは、すでに「ターンバー」と呼ばれる方式の自動改札機が活用されていた。……しかし、日本の朝夕のラッシュアワーは殺人的だ。ターンバーでは客がうまく流れず、ラッシュに対応できない……高橋[和夫]主任技師は「日本には、日本独自の自動改札を開発する必要があった」と振り返る。
・六十七年、阪急電鉄千里線の北千里駅に、オムロン製の自動改札機が日本で初めて登場した。