OMIOの投書箱2

年末年始の雑記帳です。

(夕刊)予備校教師の目(山田吉生)

●たまには怒っていいんじゃない
・だいぶ古い話になるが、[遠藤周作]氏が若者たちとテレビに出たことがあった。
・そのこと[実子の幼児洗礼]に対して、同席した若者の間から非難の声が上がった。「なぜ、何もわからない赤子を洗礼させるのか。洗礼させるならもっと物心ついてからの方がよいのではないか」というのである。
・「私は子供に『問題意識』を持たせたかった。おそらく成長すれば自分が信者であることに対して疑問を持つかもしれない。そしてその時、彼は悩み考えるだろう。それで捨てるのだったら、それはそれでかまわない[中略]」。氏の言われた『問題意識』を失った若者が、今日も町をうろつき回る。